2023年5月28日、日本ダービーで競走中のスキルヴィングが急性心不全を発症し、ゴールラインを超えた後に死亡が確認されました。
突然の死に悲しみが拡がっていますが、スキルヴィングは何歳馬だったのでしょうか。
この記事ではスキルヴィングの年齢、血統、戦績についてご紹介します。
スキルヴィングの年齢は?

レース直後に倒れて亡くなった時のスキルヴィングの年齢は、3歳でした。
スキルヴィングの突然死の理由は心不全だったことが公表されました。
スキルヴィングの馬齢3歳を人間の年齢に換算すると17歳で、心臓の病気を発症してしまうにはあまりにも若くまた珍しいケースではないかと思われますよね。
ところが急性心不全はどの競走馬にも可能性があるらしく、同様のケースは過去にもあったようで余地は困難なんだそうです。
またスキルヴィングの父馬・母馬が存命なのかを調べたところ、父馬のキタサンブラックは存命で母馬のロスヴァイセは2022年に死亡していました。
- 父馬はキタサンブラック。
- 2012年生まれの11歳。2023年現在存命中です(2023年の種付け価格の公表があったため)
- 母馬はロスヴァイセ。
- 2011年生まれで2022年9月に11歳で死亡。2022年にロスヴァイセの産駒(子供)がデビューしている。
サラブレッドの平均寿命は25歳前後です。
その内、競走馬として活躍できるのは10歳前後までと言われています。
スキルヴィングはまだまだ活躍できる年齢にもかかわらず、早くに生涯を閉じてしまったんですね…。
スキルヴィングのwikiプロフィール

スキルヴィングは、2020年の春に北海道のノーザンファームで産まれています。
- 名前:スキルヴィング/Skilfing
- 性別:牝・黒鹿毛
- 生年月日:2020年3月25日
- 生産者:ノーザンファーム(北海道安平町)
- 獲得賞金:7270万円
- 通算成績:5選3勝 G2/1勝
スキルヴィングの名前は、北欧神話の主神オーディーンの別称で「高座につくもの」の意味です。
その名の通り、未来に数々の優勝を期待されていたスキルヴィング、とても残念です。
スキルヴィングの血統は?

スキルヴィングの血統をご紹介します。
スキルヴィングの父はキタサンブラック、そして母はロスヴァイセです。
スキルヴィングの血統3代目までの表をご紹介します。
血統表はこちらです↓

父はキタサンブラック

父親のキタサンブラックは20戦12勝の戦績を誇る名馬ですね!
北島三郎さんの所有馬としても有名でした。
2015年にデビュー、新馬戦からG2まで3連戦で、菊花賞Gも制しています。
獲得賞金は18億7684万3000円はJRA歴代2位です。
注目は3代母のソニンク
注目すべきはスキルヴィングの母方の母の母、ソニンクです!(表に赤枠あり)
未出走ですが英国生まれの3代母ソニンク、その子孫は日本競馬で華々しい勝利を重ねています!
例えば、
- 2009年ダービー馬のロジユニヴァース
- 日本で牝馬G1制覇の秋華賞、イギリスでもG1レース優勝のディアドラ
- 2022年に安田記念を制覇、また2023年5月ヴィクトリアマイルのソングライン
ソニンクはこのように多くの活躍馬を出すメス馬の祖となっています。
そしてスキルヴィングも、そのソニンクの血統を継いでいる子孫です。
アドマイヤベガの子孫!
スキルヴィングには、ソニンクの交配相手のアドマイヤベガ(表に赤枠あり)の血も流れています。
アドマイヤベガは1999年の日本ダービー優勝馬として頂点に登りつめています。
スキルヴィングの戦績は?

2023年5月現在の通算成績は5戦3勝。
デビュー戦は、2022年10月の東京競馬場の2歳新馬戦で初レースは2着。
その後は快勝をして、次の3戦目ゆりかもめ賞では勝利をしています。
4戦目の青葉賞も続けて制覇しています!
最後のレースとなった日本ダービーでは2番人気に押されていました。
青葉賞を取った時のスキルヴィングの姿をご紹介します
スキルヴィングの嬉しい勝利の姿はこちら↓
ゴールまで駆け抜けたスキルヴィングの安らかな眠りをお祈りいたします。